私はゴリラになりたい

僕が世界中で筋トレしながらマッチョになってゆくブログ

ウザイと評判のインドでムカついた出来事3つ挙げる。

インドは不思議な国だ。

 

この国では今まで見たことがないくらい純度の高い子供の笑顔を目にしたし、困ったときに何の打算もなしに助けてくれる優しい人たちと出会ってきた。

 

かたや、「クソがぁああ!!」と腹の底から叫びたくなるような瞬間も少なくない。・・・というか、むしろそういった時間の方が多いかもしれない。

 

今回はインドで腹が立った出来事を3つ紹介したいと思う。

この国では日本の常識はマジで通用しない。

 

目次

 

ゴア州の安宿にて、汚すぎる宿と憎たらしいオヤジ

インドの西の玄関であるムンバイに4日滞在した僕は、寝台列車に乗ってゴアにやってきた。

 

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ゴアはインド随一のリゾート地。美しいビーチを望みながら安い酒が飲めるのでとても楽しみにしていた。(ゴア州は酒税が存在しないのでビールのロング缶が80円程度で買える。ちなみに、他の州では倍以上の値段がする)

 

インターネットには「美しいビーチ」と記されているが、どうせインドなのでビーチは特に期待していなかったが、「安い酒」は5日間も禁酒していた僕にとっては魅力的だった。

 

ところが、昼過ぎにチェックインした宿は10か月旅した中で最低レベルだった。

 

部屋はシングルベッドが3つ、テーブルが1つあるだけの簡素な部屋だったのだが、どのベッドにも茶色いシミが無数に存在し、よく見ると小さなアリが何匹も歩いていた。蚊も数匹死んでいる。

どれも尋常でないくらいの汚れだったので、「どれか選べ」と言われたときは戸惑ったが、「2泊だけなら・・・」と一番マシなベッドを選んだ。一体、どのくらいの間掃除していないのだろう。

 

最も最悪だったのはシャワーとトイレだ。

 

ドアを開けると、ムワっとした湿気と共に、無数の蚊がお出迎えしたくれた。

汚くて申し訳ないが、洋式のトイレにはう〇こが浮いており、シンクには特大な蛾の死骸。床はどこを見ても小さなアリが歩いていた。

 

「・・・3分でシャワーを浴びよう」と自分に約束し、冷たいシャワーを浴びてると突如視界の端で『黒いなにか』が天井から降ってきた。ムカデだ。

いくつあるかもわからない足をワァ~と動かしながら元気よく僕の元に向かってくるではないか。

 

「おお、君は意外に足が早いんだね・・・ってコノヤロウォオオ!!」と一人叫びながら、なんとかシャワーを浴びたのだった。


このような"事件"があったので、寝る際も「天井から何か降ってきて顔に直撃したらどうしよう・・・」と妄想してしまい、中々寝付けなかった。(そして実際にベッドでスマホをいじっているときにミニダンゴ虫が降ってきた)。

 

 

そんな汚すぎる宿だが、オーナーのおやじも中々の曲者だった。

とにかく憎たらしく、なにを言うにしても一言多いのだ。

 

汚すぎるベッドを見た際、「ベッドバグはいませんよね?」と一応聞いた。

※ベッドバグ:ベッドに潜む、咬まれたら痒みが何日も続く恐ろしい虫。南京虫とも言う。

 

するとおやじは、「その質問に何の意味があるんだ?ここで私が『虫はいる』というわけがないだろう。なんか出たら報告してくれ」と不愛想に言うだけだった。

 

・・・確かにその通りなんだが、この質問は念のため聞いてるだけで、まあ要するに「いない」ときっぱり言って安心させてほしいだけだ。

「いない」と一言言ってくれればいいだけなのに、おやじの回答には不安になるわ、言いぐさに腹立つわでとても不快な気分になった。

 

おやじの憎たらしい話はこれだけはない。

 

チェックアウトの際、近所でご飯を食べてから次の目的地に向かいたかったので、荷物をしばらく預かってもらうことになった。

 

2時間後、ご飯から戻ってきて荷物を受け取った際も驚愕のセリフを吐かれた。

 

「君のことを待っていた。なぜもっと早く帰ってこないんだ。私は忙しい男なんだ!」

 

・・・しばいたろかボケェ!!

と叫びたくなったのは言うまでもない。

 

しかし、実は前日に次の行先の列車をネットで購入する際、手持ちのクレジットカードがなぜか使えなかったのでオヤジのカードを使わせてくれないかダメ元聞いてみたらOKしてくれたこともあった。

 

「あのオヤジのことだからどうせ助けてくれないだろう」と思っていたのだが、何故か今までの評価が覆るほどのナイスプレーを見せてくれてたのだ。

 

憎たらしいのかいい人なのか、全く持ってわからない人だった。

インドはなんだかんだ言って、困ったときに助けてくれる人が多いのかもしれない。


割り込んできた女性に「ちゃんと並べ!」と叫んだ結果

まだインドに滞在して1週間だったが、はっきりと分かったことが一つある。

 

「この国の人間は基本的に自分のことしか考えていない」、ということだ。(かといって、他人への思いやりも当たり前に存在するのもインド。ほんとにインド人はよく分からない)

 

「とてつもないほどの自分主義」は色んなところで垣間見える。

 

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車はクラクションを鳴らしまくり我が道のように道路を走る。横から入ってくる車や歩行者にも基本的に譲らない。譲ったら自分が目的地に到着するのが遅れるからだ。

 

電車でも、どの世界でも基本的には「降りる人が先」だが、インドではみんな席を確保したいからお構いなしに入ってくる。(列車が完全に止まる前にすごい勢いで入ってくるので本当に危ない)。

 

そして、何かを買うとき「並ぶ」のが普通だが、インドでは通用しない。みな、列なんか作らずレジや受付に殺到する。その光景はカオスでしかない。

 

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ちなみに、上の写真は病院の受付にて撮影したものだ。ご覧のように、列なんて存在しない。

 

 

このように、インドでは基本的には列なんて作らないが、なぜかバスや列車の窓口では列が作られることがある。

 

ある日、大きなバスステーションで西行きのチケットを購入しようと並んでいたときのことだ。

 

僕の前後に10名くらい並んでいて、それなりに大きな列だった。

列が進んで、もうすぐ僕の番というときに横から30代後半と見られるおばさんが割り込んできた。みんな律儀に列を作って並んでるのに何故割り込めるのだろう?と不思議でしかなかった。

 

急いでるのかもしれないが、それは並んでる皆も一緒だし、そもそも時間の管理が出来てないあなたの責任だろう?と色々言いたい気持ちが爆発し、目をみてかなりキツめな口調で言ってやった。

 

「Hey, Line up!(ちゃんと並べ!)」

 

そしたら、一瞬バツの悪そうな顔をしただけで、驚くことに、一切どかなかったのだ。

これには開いた口が塞がらなかった。

 

僕は他国から来た部外者だから、もしかしたらあんなこと言うべきではなかったかもしれないが、やはりムカつくことはムカつく。

 

・・・ちなみに、その後も何度も同じ目に合ってるので、この国で快適に旅するなら見過ごすしかないのかもしれない。


最高のハンピで最低のガキんちょ

インド南部のハンピは「別の惑星に来たんじゃないか」と錯覚するくらい、異次元の風景が広がっている。

 

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ハンピはインドの聖地。1986年にその遺跡群が世界遺産に登録されている。

 

空港が近くに無いため、夜行バスや列車に乗って来る必要がある。アクセスこそ悪いが、それを考慮しても来るべき場所だろう。

 

ここには、インドにしては珍しい特徴がいくつもある。

 

村民は騙してこないし、心が温かい人が多い。また、村はゴミが少なく、インド特有の『生ごみと牛のウ〇コが混じった異臭』もしない。そして何より、インドじゃないみたいな美しい風景がある。

 

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どこからどの方角を眺めるかによって、印象が変わるのも面白い。この写真は「石の惑星」というワードがぴったりだ。

 

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この写真は「ジュラシックパーク」、が相応しい。恐竜が出現しそうな風景である。

 

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ゲーマーにしか共感できないかもしれないが、「ドンキーコング」の舞台に見えたりもする。木を上から踏んづけたらバナナがたくさん出てきそうなのだ。

 

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『インドらしさ』に欠ける遺跡・寺院の数々にひたすら息をのんだ。

 

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夕焼けを見るために、毎日17時ごろから村の近くにある小高い丘を登った。オレンジの太陽が沈み、その後真っ赤に染まる空は何度見ても飽きることがなかった。

 

 

そんな美しいハンピなので、僕の印象は『最高』でしかなかったのだが、やはりここもインド。ハンピでも「ふぁsjdlふぁdsぁぁこんの野郎!!!」と激怒するような体験をした。

 

それは、ハンピに滞在して三日目のときだった。

 

いつもより高さのあるところで夕日を見たくなったので、早めに宿を出る。

 

はぁはぁと息を切らしながら、なだらかな坂を歩いてると、階段が見えた。

 

人の気配がしたので上を見ると、中学1年生くらいの子供が階段をほうきがけしていた。階段の先には、大人一人がギリギリ通れるくらいの幅の狭い通路があった。

少年は白い作業服を着ており、きちんと仕事しているようだった。

 

「学校は行ってないのかな?もしくは終わった後のバイトだろうか?」と考えていると目が合ったので挨拶をした。

 

「ナマステー」

※ヒンディー語で「こんにちは」という意味

 

すると、少年は笑顔で「ナマステー」と返してくれた。

だが、すぐに手を差し出し「ユア・カントリー、マネー」、と自国(日本)のお金を求められた。

 

日本の小銭を持っていないこともなかったが、小銭を出した瞬間にそのまま財布ごと盗まれる可能性がある。

「ノーマネー」と言って断った。少年を疑いたくなかったが、ここは外国、しかもインドだ。念のため用心することにしたのだ。

 

そのまま階段を上がろうとすると、今度は僕の左手首のバンドを指して「それでもいいから」と言ってきた。

 

このバンドは、オランダにあるハイネケンの工場見学に行った際に貰った思い出深いバンドだ。知らない子供にあげたくはなかったし、この時点で「鬱陶しいな」と思うようになってしまったので「ノー、ソーリー」と謝ってそのまま階段を上り続けた。

 

すると、少年は勢いよく走り、僕を追い抜き通路を通せんぼして塞いだのだ。

 

これには相当腹が立った。大人、そして外国人を舐めてるとしか思えない。

 

「Move(どけ)」と言ったら、今度は「10ルピー、OK?」と抜かす。

 

通行料のつもりだろうか?日本円で16円程度だが、そんな不当な要求をしてくる奴なんかに1円も渡してたまるか、と僕も意固地になっていた。第一、ここで僕が折れて少年に"成功体験"を与えてしまったら、これから先ずっと同じことを外国人に繰り返すかもしれない。

 

それでもなお、上で夕日は見たかったので「Are you kidding me? Please Move(冗談だろ?頼むからどいてくれ)」とお願いした。

 

どいてくれるかもしれないと少し期待したが、少年は「10ルピー」と言うだけだった。

 

「わかった、じゃあ長期戦だ。お前がそこをどくまでオレはここでケータイいじってるよ」と言わんばかりに、僕はスマートフォンを取り出しツイッターをしばらく見ていた。

 

すると、少年はフフッと人を小馬鹿にした笑みを浮かべ、「そんなことしてたら日が沈んじゃうよ?それが見たかったんじゃないの?」と言うかのように太陽に指をさした。

 

 

・・・このクソガキャアアアアアア!

 

力ずくで解決することは勿論できたが、トラブルは起こしたくなかった。キレるまで一歩手前だったが、泣く泣くその場を後にしたのだった。

 

しかし、これで終わらせてしまうと僕の完全敗北だ。これでは少年に屈したことになる。どこまでも子供な僕は、少年に危害を与えない範囲で何か仕返しができないか考えた。

 

とっさに思いついたのが、少年の写真を撮ることだった。

 

カメラを不意に向けると、少年も「写真はマズイ」と思ったようで、持っていたほうきを左右にブンブンと振りまわした。

 

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しかし、努力むなしく、ばっちりと顔が映っている。ははは、ざまあみろ。

 

というか、顔を隠すならほうきを顔の前に固定しとけばいいだけなのでは?やはり子供だな!とうっぷんが晴れてきた。我ながら本当に大人気ないが、最後に何かできて良かった。

 

正直、この件さえなければハンピ村にはいい思い出しかなかったのだが、ある意味「インドっぽいな」とも思った。いい思い出だけで終われないのが、この国の現実なのかもしれない。

 

まとめ:インドはムカつくことが多いけど嫌いじゃない

以上、僕がインドに滞在して2週間経ってムカついた出来事を3つご紹介させてもらった。

本当はまだまだあるが、全部紹介するのは大変なので特に印象に残った出来事に絞ってお伝えした。

 

あと3週間この国に滞在することになるのだが、僕も出来ることなら腹を立てないで平和に過ごしたい。よって、解決策を考えてみることにした。

 

1.汚すぎる宿に泊まる場合

そもそも、汚すぎる宿には泊まらない。お金を多少払ってでもマシな宿に宿泊する。

現在、この記事はインド南部の都市バンガロールで書いているのだが、早速一泊1300円のインドにしては高級なホテルに宿泊している。ゴアの安宿と比較するとかなり快適だ。(それでも昨夜、小さなゴキブリがベッドにいて正直帰りたくなった)

 

2.憎たらしい現地民と対峙した場合

その人のいいところを探すようにする。実際、オヤジは鉄道のチケットを購入するのに協力的だった。「腹立つけどいいところもある・・・」と思うと怒りも緩和される、かもしれない。

 

3.並んでる間に割り込んでくる人がいた場合

⇒「これがインドだ」と割り切る。どうせ長期旅行者なので、時間はたっぷりあるのだ・・・。

 

4.不当な通行料を求められた場合

⇒しばき倒す。

 

当然、最後のは冗談だ。

一応真剣に解決策を考えてみたのだが、どれも心にしこりが残るような結果になってしまった。結局、どんな仏のような人でもインドで腹を立てないのは無理なんじゃないかと思えてならない。

 

色々腹が立つことが多い国ではあるが、「嫌いではない」というのが正直な意見だ。正直、自分でも不思議である。

 

次回はインドの『心が温まった瞬間』についてでも書こうかな、と思う。

 

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ではでは! 

 

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